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「業界人が選ぶ!記憶に残る映画宣伝」ポスタービジュアル部門で受賞

2023年

「映画業界人が選ぶ上半期ベスト映画宣伝 記憶に残るポスタービジュアル」で、弊社社員 青島陽が制作した『TAR/ター』のポスタービジュアルが次点に倍以上の差をつけ、ベスト・アートワーク賞を受賞しました。

©MMXXII FOCUS FEATURES LLC.

映画業界のリサーチ・メディア「KIQREPORT」(運営:KITT)では、半年に一度、映画業界で働く“映画業界人”の記憶に残った<ベスト映画宣伝>を発表しており、4回目の開催となる今回は、宣伝プロデューサーやパブリシスト、グラフィックデザイナー、ライター、広告代理店担当者、映像ディレクターなど、映画業界人50名に、記憶に残ったポスタービジュアル、キャッチコピー、宣伝施策、それぞれが選出されました。

ポスタービジュアルの最多票を『TAR/ター』が獲得し、独特な構図とコピーデザインでインパクトを残しました。
『TAR/ター』はアカデミー賞ほか多くの映画賞を席巻した、ケイト・ブランシェット主演の作品です。

「あまり見たことのない角度から人体を撮っており、不気味であると同時に、新鮮で目を引く」(30代男性・映画ライター)など、斬新な構図や主演女優の顔を写さない点に注目が集まり、キャッチコピーにある「狂気」がしつかり感じられる点が理由に挙がりました。

受賞した青島陽のコメントです。
「普段からビジュアルを作る際はコピーとデザインを合わせて提案することも多く、
『TAR/ター』は個人的にも気に入っているビジュアルなので、評価して頂けて本当に嬉しいです」

【デザインについて】

「真っ黒な背景と力強い写真とのコントラスト。この限りなくミニマムなビジュアルに対して、主張しすぎない書体とサイズでレイアウトし、作品の不穏な空気感、緊張感を表現しました。」

【コピーについて】

「リディア・ターという人物が緩やかに転落していく」様子を、端的な言葉で視覚的に再現できないかと考え、ターを表す2文字のキーワードをいくつか羅列するところから始めました。「狂気」の文字を1番際立たせたかったので、縦のグラデーションで配置することで「堕ちていく様」をビジュアルの一部として表現できたかと思います。」

【邦題ロゴについて】

「ターが掲げる左腕が、「栄光」、もしくは逆に「何かにすがりつく様子」を表しているようにも見えたので、その曖昧さを邦題ロゴのデザインに落とし込めないかと考え、「タ」のカーブ部分を、左腕の角度に沿うように調整し、掲げる腕の角度と文字のアウトラインがリンクする形にデザインしました。」

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